「主張し過ぎず、作り過ぎずの心地よいバランス」インバウンドメディアを作る上で意識してきたこと。
台湾向けの訪日観光メディア「旅旅-tavitavi-|日本旅遊情報」を運営している清水です。最近メディアについて質問される事が多くなったので、僕がメディアを運営する上で考えている事を発信していこうと思います。今回は海外向けにメディアを作る上で大切にしている「雰囲気」のお話です。
限りなくユーザーに寄り添ったメディアを作りたい。
約1年前、台湾向けの訪日観光客メディアを作ろうと決めた時思ったのが、旅行体験記を書いているブロガーと日本人目線の観光を紹介するメディアばかりで、ユーザーに寄り添ったメディアが無いと言う事でした。
個人ブロガーの場合は網羅性に欠けますし、pixnetと言う日本のアメブロのようなブログサービスを利用している人が殆どで、サイトの構造上、表現の幅に限界があります。
一方で国内のインバウンドメディアは、日本人目線の観光スポットや飲食店を紹介するメディアばかりで、言語的には海外向けに対応していても、文化レベルで対応しているメディアは殆ど無いと感じました。
「限りなくユーザーに寄り添ったメディアを作る」それが僕が最初に決意した事でした。
すべてはユーザーに最高の旅行体験を届けるために。
旅旅では記事を作成する上で日本に旅行に来る台湾人に対して、最高の旅行体験を提供するにはどうすれば良いかを常に意識しています。どんな内容にするか、どんな構成にするか、どのように表現するか、すべてはこの思想のもとに考えられています。
旅旅の記事が他のメディアと比べてシェア数が多く、検索にも引っかかりやすくなっているのは、このように徹底してコンテンツ作成を行っているからだと思います。
ユーザー目線で必要な情報を選別する。
多くのメディアと異なり、インバウンドメディアの場合、情報元と受け手で文化背景が異なります。日本の情報を異なる文化背景を持った受け手に発信するわけですから、メディアとしては情報を伝える(言語的対応)だけでなく、文化の調整(文化的対応)が重要だと考えています。
なので、旅旅では限りなくユーザー(旅行者)側に視点をおき、日本の文化に精通した台湾人ライターが、ユーザーが必要としてる情報を選別し、記事として発信するといった事をしています。
「良さ」「日本っぽさ」の相違
私自身、生まれ育った日本が大好きで、日本の良い所を海外に発信していきたいという思いは当然ありますが、同時に日本人が思っている「良さ」「日本っぽさ」と訪日観光客が求めている「良さ」「日本っぽさ」が同じとは限らないとも思っています。
国が異なれば文化も異なり、興味の対象や、価値観が異なるのは当たり前のことです。日本でよいと思われているモノやサービス、日本っぽさを記事にして「日本って良いよね!」と主張しても、なかなか響きません。
主張し過ぎず、作り過ぎずの心地よいバランス
旅旅が目指しているのは、主張し過ぎず、作り過ぎずの心地よいバランスで、相手の文化にそっと日本っぽさを溶けこませる事です。これからも台湾人の特徴を深く理解した上で、日本の台湾の橋渡しをしていきたいと思っています。
まとめ
旅旅では最高の旅行体験を実現するために、日本と台湾のお互いの文化を理解した上で、共感を生むような心地良い雰囲気を作っていきます。というお話でした。
最後に「日本と台湾の橋渡し」「旅行×IT」でピンと来た人は是非ご連絡下さい!旅旅で一緒に働きませんか?特に台湾人ライター絶賛募集中です。興味がある方はこちらからどうぞ!